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元福岡ソフトバンクホークス投手・攝津正氏 アンバサダー就任記念対談

地元福岡から「緑の力」で地球規模の環境保全に挑む
〜野球と環境でタッグを組み、インドネシアと日本の架け橋となる〜
緑の力で環境問題を解決したい
その熱い思いを胸に、2019年の創業以来、ヒトデを活用した忌避剤開発からインドネシアでのモリンガ植樹まで、自然の力を活かした環境ソリューションを提供してきた株式会社グリーンパワー。
このたび、弊社は環境保全活動の新たな「顔」として、福岡で愛され続けた元福岡ソフトバンクホークス投手の攝津正氏をアンバサダーにお迎えしました。
5月4日の「みどりの日」には、福岡ソフトバンクホークスの公式戦でグリーンパワーがゲームスポンサーを務める「モリンガプロジェクト始動メモリアルゲーム」も開催されます。
たった500円で、1人の呼吸から排出する1年分のCO2を相殺できる
誰でも手軽にできる環境問題への貢献を推進する弊社と、野球界のレジェンドがタッグを組み、福岡から地球規模の環境保全への新たな一歩が始まります。
弊社代表の南方と攝津氏が、環境への熱い想いと「みどりの日」に向けた取り組みについて語り合った対談の模様をお届けします。(進行:フリーアナウンサー/佐藤 巧 氏)

ヒトデの力で日本の農業を守る
南方社長、まずはグリーンパワーの事業内容について教えてください。
南方: 私たちは2019年に福岡で創業し、海のヒトデを加工した忌避剤を製造・販売しています。畑の周りに撒くとイノシシやシカなどの害獣が近寄らなくなるんです。また、土壌改良剤としても効果があり、農地を豊かにする目的でも使っていただいています。
攝津: ホームセンターに置いてありますよね。実は私も庭にモグラが出て使わせてもらったことがあるんです。なぜヒトデだったんですか?
南方: 昔、北海道旅行でたまたま干してあるヒトデを見つけたんです。「これは食べるのかな」と思ったら、「トイレに入れるとウジ虫が発生しない」と地元の方に教えていただいて。「何か商売になるかも」と思い20年ほど前から研究に取り組んだ結果、害獣対策にも効果があることがわかり、グリーンパワーを設立して販売を開始しました。
攝津: 年間どのくらいのヒトデを使うんですか?
南方: 現在は年間500トン。原料としては、3倍の1500トンものヒトデをインドネシアの様々な島で集めて加工しています。
攝津: 1500トンですか!そんなにヒトデがいるんですね。環境に悪影響はないんですか?
南方: むしろ逆です。畑に撒くと土壌改良剤としても機能するので一石二鳥。さらに、我々はヒトデが減らないように、14匹捕って16匹に増やして海に返すんです。
攝津: どういうことですか?
南方: ヒトデには驚くべき再生能力があるんです。大きなヒトデを4等分にすると、それぞれの部分が再生して新たなヒトデになります。私たちは14匹のヒトデを捕獲し、そのうち10匹は加工に使用しますが、残りの4匹を4等分にして海に戻します。すると、それぞれが成長して16匹になるんです。実際に捕った数より多くのヒトデを海に戻すことで、環境に配慮したビジネスを展開しています。

奇跡の木モリンガで地球を救う
もう一つの注力事業「モリンガプロジェクト」について教えてください。
南方: 2005年の京都議定書、2015年のパリ協定を受けて、CO2削減の重要性を感じていました。そこで「どんな木が一番CO2を吸収するのか」と調べたところ、モリンガを見つけたんです。
モリンガはスーパーフードとしても知られていて、インドネシアでは現地の方がスープなどにしてよく食べていました。CO2削減と健康増進の一石二鳥の木だと思い、インドネシアで植樹をスタートさせました。
攝津: モリンガにはどんな特徴があるんですか?
南方: 成長が驚くほど早いんです。わずか1年で立派な木になります。
攝津: 1年ですか?すごいですね!インドネシアの気候が良いんですか?
南方: 成長の早さから、「ジャックと豆の木」のモデルになったとも言われています。暖かいところでよく育つので、日本では冬があって難しいですが、インドネシアの気候は最適なんです。
攝津: 成長が早いからCO2もたくさん吸収するんですね。
南方: インドネシアでのモリンガプロジェクトは、実は昨年から始めたんです。自社工場の隣で九州プロレスさんが練習していて、彼らが老人ホームや子供たちのために活動している姿を見て、自分たちも何かできないかと思ったのがきっかけでした。
そこで、スーパーフードのモリンガでサプリメントを作って老人ホームなどに配り始めたんです。インドネシア政府からも理解を得て、今では数十の施設に寄付しています。貧困の差が激しいインドネシアでは、大統領が子供の給食無料化を進めていますが、そのお手伝いもしたいと考えています。
攝津: 単にビジネスだけでなく、社会貢献の想いが強いんですね。モリンガを植えるのにどのくらいコストがかかるんですか?
南方: 私たちがインドネシアで植樹に取り組んでいるモリンガの木は、苗代や肥料代、人件費を含めて3本植えるのにかかるのが500円ほどです。
実は、人間ひとりが1年間に呼吸から排出するCO2が約300kgと言われていて、モリンガは1本あたり100kgのCO2を吸収するので、3本で1人分の呼吸の排出量を吸収できるんです。1口500円で皆さまからの募金も受け付けています。
攝津: たった500円で自分のCO2を相殺できるんですか!思ったより手軽ですね。
南方: モリンガは雇用も生み出します。苗を植えるだけでなく、温暖な気候では草がたくさん生えるので、毎月の草刈りや肥料やりなど、継続的な管理が必要です。それが現地の雇用創出につながっているんです。実は、この弊社のロゴマークがモリンガなんです。インドネシアの島々をモリンガの葉で表現しています。

インドネシアと日本の架け橋に
今回、攝津さんをアンバサダーに選ばれた理由を教えてください。
南方: 攝津さんの長年の活躍と誠実なお人柄を拝見していて、私たちの環境保全の取り組みを一緒に広げていきたいと考え、アンバサダーをお願いしました。「どうしても攝津さんと一緒に活動したい」という思いがありました。
攝津: ありがとうございます。私も釣りをするので環境問題には関心があるんです。対馬で海洋ゴミの現状を見る機会があって、自然を楽しませてもらっている以上、何か少しでも還元したいと思っていました。今回アンバサダーのお話をいただいたときは「ぜひやってみたい」と思いました。
南方社長の「日本とインドネシアの架け橋になりたい」という熱意にも感銘を受けました。新しい挑戦として、ぜひ力になりたいです。

緑が地球を救う「モリンガプロジェクト始動メモリアルゲーム」
5月4日の「みどりの日」にホークスのゲームスポンサーを務められるそうですが、当日に向けた想いをお聞かせください。
南方: ゲームスポンサーを務める当日は「みどりの日」なので、私たちグリーンパワーとして「緑の力」の意味を多くの方に知っていただける絶好の機会です。1年間の中のこの日だけでも、環境や緑の大切さについて知ってもらいたいです。
博多どんたくの時期でもあり、多くの方が来場されると思います。1人でも多くの方に気持ちが伝わると嬉しいですね。
攝津: 野球を通じて環境問題に触れる機会を作れるのは素晴らしいですね。
南方: 当日は、モリンガプロジェクトへの募金活動も知っていただきたいと考えています。多くの方がSDGsに関心はあっても「具体的に何ができるか分からない」と悩んでいます。500円の募金活動に参加することで、自分も環境に貢献しているという実感をもってもらいたいですね。
攝津: 500円で自分の排出するCO2を賄えるということを知ってもらうことが大切だと思うので、一緒に盛り上げていきたいですね。
当日は特別なゲストも来られるそうですね?
南方: はい、インドネシア大使館の方に始球式をお願いしています。グリーンパワーはインドネシア政府と連携してプロジェクトを展開しているので、職員など皆さんにお越しいただき、つながりを知ってもらいたいですね。
攝津: その時、私がピッチング指導をするんですよね。責任重大です!しっかりキャッチャーまで投げられるようにサポートしたいと思います。
南方: インドネシアはこれから野球人口も増えていくと思うので、野球をきっかけにして、インドネシアと日本の交流が1つでも増えればいいなと考えています。

最後に、それぞれの思いを聞かせてください。
南方: 私たちグリーンパワーは「緑の力」でこれからも環境問題に取り組んでいきます。とくに5月4日の「みどりの日」は、多くの方に環境について考えていただく特別な日にしたいと思っています。攝津さんと一緒に、福岡から世界へ「緑の力」を発信していきたいです。
攝津: アンバサダーとして、野球と環境保全をつなぐ架け橋になれるよう努めます。5月4日は始球式のピッチング指導はもちろん、ファンの皆さんにこの素晴らしい活動を知っていただく機会にしたいと思います。

イベント情報
緑が地球を救う「モリンガプロジェクト始動メモリアルゲーム」
日時 | 2025年5月4日(みどりの日)13:00試合開始 |
場所 | みずほPayPayドーム |
対戦 | 福岡ソフトバンクホークス vs 千葉ロッテ・マリーンズ |
5月4日「みどりの日」は自然の恵みに感謝し、環境について考える日です。
この特別な日にグリーンパワーがゲームスポンサーとして「モリンガプロジェクト始動メモリアルゲーム」を開催し、環境保全活動の重要性を広く発信します。
試合当日、攝津氏は始球式を行うインドネシア大使へのピッチング指導、試合前のインフォメーションコーナーでの植樹活動PR、球場内のブースでのファン交流など、多彩な活動を予定しています。
「みどりの日」にふさわしく、野球を愛するファンの皆様とともに持続可能な未来への意識を高める1日とすることを目指します。
皆さまも5月4日の「みどりの日」、みずほPayPayドームでの試合にぜひお越しください。球場で500円の募金に参加して、あなたも地球環境保全の一員になりませんか?
グリーンパワーの環境保全活動や募金についての詳細は、メールよりお問い合わせもしくは092-402-0195へご連絡ください。
帝国データバンク発行「TEIKOKUNEWS 九州版」に掲載されました
2024年11月11日発行 会社訪問 記事掲載

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