土壌改良効果

土壌改良Improvement

ヒトデを使用した土壌改良とは

農作物を多く取るために化学肥料が使われ、農薬の使用により収量の確保を求めて農業が行われておりましたが、弊害として化学肥料の連続使用・作物の連作により土壌養分の偏り、また、農薬の過度の使用により土壌微生物の減少が続いております。さらに、化学肥料・農薬の使用により地下水の汚染・河川・海の富栄養化など 環境への悪影響が懸念されております。

ヒトデは、天然成分100%で人間にも環境にも何ら影響を及ぼすものではありません。中国では漢方薬の原料として使われており、日本ではヒトデ料理として食されている地域があります。

ヒトデは海の動物でミネラル分が豊富にあり土壌中のミネラル補充にも対応できる素材です。無農薬・有機栽培を行うと当然微生物・小動物(ミミズ)の繁殖が活発に成ります。よって、モグラ・ネズミなどの小動物の被害が多くなりますが「ヒトデ商品(マリンスター・もぐらバイバイ)」を使用する事で土壌改良効果が見られます。また、PHは7と中性でアルカリ土壌にはそのまま撒布、酸性土壌には生石灰(10a当り)60kgを撒布する事で効果が見られます。ヒトデの石灰分は有機石灰の為、即効性は有りませんが3年続けていると土壌PHの改善にも役立ちます。※健康な土壌には連作障害など有り得ません。

土壌改良要素Element

土壌改良効果

甲殻類質(ヒトデ)の特徴である多孔質構造により下記の土壌改良効果が見られます。

単粒構造の土質を団粒構造へと導く
土の捕肥力が高まる。
空気の流通を良くする
根の吸収力・土壌微生物の育成につながります。
保水力が増す
作物が晴天続きでも水分を吸いやすくなります。(砂漠の緑化事業にも転用できます)
微生物の巣となり、餌となる
肥料養分の吸収を高め、土中固定化養分の分解につながります。農薬により減少化した微生物の増殖効果が見られます。

ヒトデの持つ成分による効果

ヒトデの持つ成分により下記の効果が見られます。

コレステロール誘導体により、土中固定化した肥料養分を作物が吸いやすく作用する
連作障害など肥料養分の偏りを改善し土壌健康化を促進します。
テルペン物質により、ホルモン効果の増進に役立つ
微生物の繁殖が多くなります。
テルペン物質の複合効果により、ボウフラの発生・有害菌の防止が見られる
作物への肥料養分の吸収を高め、土中固定化養分の分解につながります。農業用水(汚れた水に有機物(糞尿など))に入り込み有害菌が発生しますが、有害菌の発生を抑制して水の浄化作用が見られます。

検証と実績Results

ヒトデを使用した土壌の実験結果(土壌に撒布した場合)

微生物の動きが活発化し化学肥料の土中固定化された成分を徐々に分解、作物に吸収させる為、土壌健全化と作物の生長を促進します。その成分は「疏水性」の成分で雨水などで流亡する事もありません。

土中撒布を行うと農薬の使用が5分の1程度に減るのが通例で、減農薬栽培が可能になります。よって連作障害など偏った肥料の使いすぎた土壌など短期間で改善する効果が見られます。特に寒冷地では土壌微生物が活性化する事で地温が上昇するため、冷夏対策などにも貢献できると考えております。

ヒトデは窒素・リン酸・カリ成分よりもマグネシウムなどミネラル分が豊富に含まれています。(施工するの位置や環境により一定ではありません。)

注意点:「発酵」させたヒトデ商品は上記効果が薄れます

土壌改良に関して

土壌改良に対する弊社の考え方

農業従事者は作物の顔色(土より上の部分)を見がちです。農作物を栽培する上で大切な事は作物の根を作る事が重要です。その作物の根を作るには「土」を作る事が最重要です。

現在では、手の掛からない肥料として「化学配合肥料」を元肥1回で撒布し、収穫までは「農薬」を使用して収穫を維持する農業が大半です。結果、土壌への肥料固定化・農薬使用の為の微生物減少など、作物を収穫出来なくなる環境へと進んでおります。

「科学肥料」は人類が生み出した「傑作品」であり、毎日作物の生育状況を理解し使用すれば土壌固定化もせず 過肥料に成る事もありませんが、労働時間との問題で「手をかける農業」が出来なくなっているのが現状です。

また、化学肥料・農薬の使用で一番懸念される事は「環境への影響」であり、発ガン性物質「硝酸態」などが河川・地下水に流亡し、人体・魚など動物への影響が一番懸念される事で、飲料水など地下水の汚染問題は「科学肥料」使用時より懸念されていた問題です。

健康な土壌には連作障害・害虫被害など有り得ませんが、現状は土壌を不健康化にしてしまい、挙句は農薬使用という悪循環を繰り返しております。気候変更と酸性雨の影響により近年中に世界的な食糧危機が迫ってきている現在、日本は食糧自給率40%台と先進国では最低のレベルに陥っており、これからは健康な土壌で化学肥料「無駄な養分」を使わず 環境保全型の農業に帰るべきだと考えます。また、土壌さえ大切に管理して行けばいかなる農作物でも転作可能です。

食料問題は人間にとって一番重要な問題であり、健康な土壌を作り、健康な作物を作り、健康な人を作る事が急務と考えております。

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